お手入れシリーズ◁第2回▷ 靴のお手入れ 革靴 / スエード編 | hapuna&Co.(ハプナアンドコー)|公式オンラインストア

お手入れシリーズ◁第2回▷ 靴のお手入れ 革靴 / スエード編

 
    
     
少し肌寒い日が続いていたかと思えば、急に暖かさが増してきたこの頃。
お家の時間が多いとはいえ、季節の移り変わりを感じますね。
  
そろそろ衣替え、と半袖のお洋服を出してみたり、
アウター類をしまってみたり…。
靴の衣替えにもいい時期かと思います。
     
 
 
 
今回は、秋冬のアイテムに多いスエード靴のお手入れをまとめています。
スエードは革の裏側をサンドペーパーなどで起毛させたもの。
起毛による表情感が印象的な素材です。
 
きれいにお手入れして次のシーズンまでお休みさせてあげてください。
    
 
   
 
    
<基本のお手入れ>

 
--- 用意するもの ---
 

 

 A.シューツリー(なければ、新聞紙を丸めたものや、購入時靴に入っている紙のあんこで代用します)
 B.豚毛ブラシ 
 C.クレープブラシ
 D.クリーナーゴム(なければ、文房具の消しゴムで代用します)
 E.スエードスプレー
   

 
① 靴にシューツリーまたはあんこを詰める

 

 スエードは柔らかい素材なので、ブラシを当てる際に型崩れを起こしブラシの力が加わりにくいため、あらかじめ保形しておきます。
 靴ひものある靴はブラッシングの際にその部分だけブラシを当てられなくなるので、保形する前にとっておきましょう。
 
 

 
② 豚毛ブラシで全体のゴミを落とす。
 

 

 
 縫い目やシワなど細かい部分、コバやヒール部分もブラッシングして土やほこりを落としましょう。
 表革編の時と同じ要領ですね。
 ただし、表革編では馬毛ブラシを使用していましたが、今回は豚毛ブラシを使用しています。
 これは後に仕上げのブラシとしても使い、道具を一つにまとめるため。
 この豚毛ブラシは表革で使用するものとは別のものを用意してください。
 表革で使用しているブラシは馬毛、豚毛共にクリームなどの油分が付いているので、スエードの質感を損ねるおそれがあります。
 

 
③ クレープブラシで汚れを落としつつ、毛並みをほぐす。

 

 クレープブラシは、クレープのように薄いゴムがひだ状になっているブラシ。
 使い始めにゴムが硬くなっている場合は、手で揉んでほぐしてあげましょう。
 毛が固まっている場合は縦横斜めと押し当てて汚れを浮き出させ、全体的にブラッシングして毛並みをほぐしあげてください。
 

 
④ しつこい汚れはクリーナーゴムで取り除く。
 

 

 
 クレープブラシでも落ちない汚れをクリーナーゴムで落とします。
 激しくこすると起毛が抜けてしまったりするので、クレープブラシの時と同様、縦横斜めにグニュグニュして汚れを浮き出させて、
 その後軽く払うようにこすります。
 クリーナーゴムがない場合は、文房具の消しゴムを使ってもOK。
 消しゴムは起毛に汚れがつかないよう、黒い部分のないきれいなものを使ってください。
  

 
⑤ 豚毛ブラシでブラッシング。
 

 

 ゴミ落としに使った豚毛ブラシを使います。
 ゴミ落としをした際にブラシに付着したゴミを手で払ってから、全体の毛並みを整えるイメージでブラッシングします。
 

 
⑥ スエードスプレーで栄養をあげて、保護。
 

 

 表革と同様、スエードにも栄養は必要。
 とはいえ、クリームを塗ってしまうとせっかくのきれいな起毛が寝てしまい質感が大きく変わってます。
 そこで、スエード専用のスプレーをかけてあげてください。
 スプレーが飛び散ってもいいように、新聞紙などを敷いてからスプレーしましょう。
 今回は新聞紙があいにくなかったため茶紙を使っています。
 靴から20〜30cmほど離してスプレーを吹きかけます。
 その際、液がかたまりで出ないよう注意です。
  
 スプレーが乾いたら、換気の良いところで保管してあげましょう。
  

 
以上、スエードの靴のお手入れでした。
表革と同様、日頃細めにブラッシングするだけもおすすめです。
 
 きれいにしてからしまってあげると、次のシーズンにも気持ちよく履くことができますね。
 
さて、きれいにした靴たちをしまって置くのに良い方法って…と思われた方も。
というわけで、次回は靴の収納方法についてまとめてみたいと思います。
 
 
  
  


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