お手入れシリーズ◁第1回▷ 靴のお手入れ 革靴 / 表革編 | hapuna&Co.(ハプナアンドコー)|公式オンラインストア

お手入れシリーズ◁第1回▷ 靴のお手入れ 革靴 / 表革編

 
    
     
ほんのり暖かな日差し、ほころぶ花の芽たち、緑に色づく木々…。
新たな季節の訪れを感じる今日この頃。
  
新しい一歩を踏み出すために靴をお迎えになったり、お迎えしようと考えていたり、
また、愛着のある靴をお手入れして気分も新たにされたい方もいらっしゃるかと思います。
     
革靴のお手入れの基本はしっかり汚れを落として、クリームで栄養を与えてあげること。
普段のお肌のお手入れと通じますね。
若い時からのスキンケアと同様、革靴も新しいうちからケアしてあげることが大切です。
日頃のお手入れを心がけて、お気に入りの革靴を長く履いて頂けたらと考えています。
   
とはいえ、具体的にお手入れってどうするんだったかしら? ということも。
 
そこで、hcubuchデザイナーの普段実践しているお手入れ方法を
素材やアイテム、シチュエーション別の連載形式でご紹介していきます。
 
 
第1回目は革靴 / 表革についてです。
表革は、銀面と呼ばれるつるっとした面が表の革のこと。
靴に使われる革で最もポピュラーな革です。
    
週に一度の基本のお手入れに加え、なかなか忙しくて難しいという時の
かんたんケアもまとめておりますので、参考になさってください。
 
   
 
    
<基本のお手入れ>

 
--- 用意するもの ---
 

 

 A.馬毛ブラシ
 B.豚毛ブラシ 
 C.ペネトレイトブラシ
 D.ウェス(柔らかい布、不要なお洋服などをカットしたもので◎)
 E.磨き布(目の詰まったもの、ストッキングなどもおすすめです)
 F.スポンジ(ペネトレイトブラシがない場合に使います)
 G.表革用クリーム(無色)
 H.クリーナー(オイル)
 I.皮革用乳液(クリームと同じ用途なので好みで使い分けます)
 J.シューツリー(なければ、新聞紙を丸めたものや、購入時靴に入っている紙のあんこで代用します)
   

 
① 馬毛ブラシで汚れを落とす。
 

 

 縫い目やしわなど細かい部分、意外と目立つヒールもしっかりとブラッシングして土やホコリを落としましょう。
 ブラシに使われている馬毛はしなやかで弾力(コシ)があるので、汚れ落としに最適です。
 このケアは毎日してあげるとキレイが保てておすすめです。
 

 
② クリーナーをウェスにとって、薄くのばすように塗る。
 

 

 
 クリーナーを直接靴に塗ったり、塗りすぎたりするとシミになる恐れがあるので注意しましょう。
 指に巻いたウェスに少量とり、マッサージするように全体にのばしていきます。
 (初めての靴の場合は目立たないところでシミにならないか試してからがおすすめです。)
 スキンケアでいう、メイク落としのようなイメージです。

 
③ クリーナーをふき取り汚れを落とす。
 

 

 全体にのばしたクリーナーを乾いたウェスで拭き取っていきます。
 

 
④ クリームをペネトレイトブラシまたはスポンジでムラなく塗る。
 

 

 クリームをペネトレイトブラシに出し、ウェスなどでなじませます。

 スポンジをペネトレイトブラシの代用で使う場合は、スポンジにクリームを出し、揉み込んでなじませます。

 全体にムラなく薄くのばします。
 クリームの代わりに皮革用乳液を使う場合は、ウェスで靴にのばしていきます。
 (クリーナーと同様、初めての靴の場合は目立たないところで試してからがおすすめです。)
 少し置いてクリームまたは乳液を革になじませます。
 スキンケアでいう、化粧水や乳液などの保湿ケアのイメージです。
  

 
⑤ 豚毛ブラシでブラッシング。
 

 

 余分なクリームを落とし全体にのばしこむイメージで。
 ブラシに使われている豚毛は馬毛よりコシがあるので、余分なクリームを落とすだけでなく革にクリームをなじませるのに適しています。
 

 
⑥ 磨き布で全体を磨く。
 

 

 細かいところも忘れずに磨いてツヤを出してあげましょう。
 

 
⑦ シューツリーを入れて靴を休ませる。
 

 

 シューツリーがなければ、新聞紙を丸めたものや、購入時に靴に入っていた紙のあんこを入れて形を保ちます。
 靴は1足だけを毎日履くのではなく、1日履いたら3日ほど休ませてあげることで長持ちさせることができます。
 長期間休ませる場合は、風通しの良い場所で保管してあげるとカビの防止にもなります。
       
 
  
 
 
  
<おいそぎ時のかんたんケア>
 
 
 
--- 用意するもの --- 
 

 

 A.馬毛ブラシ
 B.豚毛ブラシ
 C.スポンジ
 D.ラナパー レザートリートメント
 

 
① 馬毛ブラシで汚れを落とす。
 

 

 こちらは基本のお手入れと同じです。
 

 
 
② レザートリートメントをスポンジで靴全体に薄くのばす。
 

 

 レザートリートメントを適量をとり、スポンジを揉み込んでなじませます。

 靴全体に薄くのばします。
 (こちらも初めての靴の場合は目立たないところでお試しください)
 塗り過ぎると革の通気性を妨げるおそれがあるのでご注意ください。
 

 
③ 風通しの良い場所で乾かす
 

 

 レザートリートメントの塗りたては、ぬるぬるしています。
 このぬるぬる感が乾くまで、なじませます。
  

 
④ 豚毛ブラシまたは磨き布で全体を磨く。
⑤ シューツリーを入れて靴を休ませる。
 

 

 ④、⑤も基本のお手入れと同じです。
 ラナパー レザートリートメントは、汚れ落とし、保湿、ツヤ出し、撥水、カビ防止効果があるオールインワンケア用品です。
 とてもらくちんですが、栄養はクリームほど与えてあげられないようなので、定期的な基本のお手入れもおすすめいたします。
    

 
以上、表革の靴のお手入れでした。
手をかけてあげることで、より靴への愛着も強くなるかなと思います。
ゆったりと靴のお手入れの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?
 
 
 
  
  


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